ライトノベル

ブチ切れ勇者の世界征服(1)

「その頃から、毎回『どんだけこの世界、危機に陥るんだよ!』ってツッコミ入れてた。十七回目くらいでそれすらもしなくなって、依頼受ける時の俺はただ半笑いだ。行く先々で、俺の顔なじみも『またですか』って感じで半笑い。別れるときもリナイスですら半…

甘城ブリリアントパーク(4)

「あなたみたいな人だから、平気でわたしを見捨てるかと思ったわ」 「なにを人聞きの悪い。俺はとても使える男だし、いざとなったら女はばっちり守る。超かっこいい奴なのだぞ?そんな当たり前のことも知らなかったのか?」 あらすじ 東京西部の遊園地「甘城…

マージナル・オペレーション[F]

「なぜそんな顔を?」 父は優しく言った。 「毎日ではないけれど、たまに人を殺しています」 僕がそう答えると、父は表情を変えずに言った。 「それは僕の命令だ」 僕は父の顔をもう一度見た。父は、こういうときだけは間髪いれず、そして表情も変えなかった…

ストレンジムーン(3) 夢達が眠る宝石箱

「・・・・・・私、もしかして馬鹿にされてる?銃とか少しでも通じそうな相手に見えたかしら・・・・・・ああ、最近ちょっと大人しくしていたから、若い子達は私のこと、知らないのかもね。ほんの少しだけ・・・・・・思い知らせてあげたほうがいい?」 あら…

東池袋ストレイキャッツ

どこかでだれかが笑った気がした。口笛も聞こえてきた。怒鳴り声も、猫の足音も、腐った水音さえも。コンクリートの継ぎ目から、錆びた排水口から、道行く人々のイヤフォンや靴底から。そんなどうしようもなく猥雑でいとおしい現実の夜の中で、僕はミウのギ…

踊る星降るレネシクル(5)

「ばーか」 「べつに、あんたのためなんかじゃ、ないんだからね?」 あらすじ 「俺の大っ好きなミカホシを守れえッ! バカ弟子ぃぃぃっっっ!!」絶叫を残してレンヤは石となった。ミカホシ市、そして日本をも巻き込む戦争の行方は、 今やレンヤの愛弟子・すま…

エロマンガ先生(2) 妹と世界で一番面白い小説

「超強敵に、普通にやって、普通に勝つのが、世界で一番かっこいいのよ」 あらすじ 『兄妹の夢』を叶えるため『妹小説(仮)』の出版を目指す俺とエロマンガ先生―和泉紗霧。担当編集を説得するべく、和泉兄妹は協力して企画書を作り始めるが―そこに次々と大騒…

対魔導学園35試験小隊(7) 逆襲の紅蓮

> ヴラドは重く、力強く。レッドグレアをこう評した。> あらすじ 残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。タケルを欠いた小隊の面々は、純潔の徒殲滅作戦の最前…

東京レイヴンズ(11)

おかえりなさい、と。 そして、逃さないよ、と。 あらすじ 新年、東京。春虎を追い続ける夏目は、久しぶりにこの街に帰ってきた。呪術界を揺るがしたあの夜から一年半。かつての仲間たちの現状が気になりながらも、会えば迷惑をかけると己を律する夏目に、秋…

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

忘れても絶対に思いだせ。しっかりやれよ。未来の僕。 あらすじ 図書館にバニーガールは棲息していない。その常識を覆し、梓川咲太は野生のバニーガールに出会った。しかも彼女はただのバニーではない。咲太の高校の上級生にして、活動休止中の人気タレント…

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン(3)

「金言を授けよう、不眠の輝将。――すべての英雄は過労で死ぬ」 あらすじ より多くの実戦経験を積むため、北域へと遠征することになる帝国騎士イクタたち。 目指すは、カトヴァーナ帝国九百年の歴史において、一度も外敵の侵入を許したことのない大アラファト…

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン(2)

「僕にしたって、彼らにはずいぶんと殺させてきた。かぼちゃに包丁を入れるような手際で人を刺せるようになったのなら、それは教育の成果が正しく出たとしか言えない。・・・・・・でも、大丈夫かな。あの子たちにはまだ、人とかぼちゃの区別が付いているか…

遙か凍土のカナン(2) 旅の仲間

「生きようとしたのだ。守ろうとしたのだ。それだけでどうにかなるとは言わないが、それがなければどんな事もなすことは出来ぬ」 あらすじ 日本を発ち、海路にてヨーロッパを目指す新田良造とオレーナ。しかし、上海に続きシンガポールでも襲撃を受け、旅程…

ソードアート・オンライン プログレッシブ(2)

「・・・・・・なら、ショーダウンといくか」 あらすじ アインクラッド第二層のボスモンスターを、激闘の果てに倒した“ビーター”のキリトと、その暫定的パートナーである細剣使いアスナは、次なるフロアへの階段を上る。第三層。そこで二人を待ち構えていた…

東京レイヴンズ ドラマCDパック

「定番ネタとはいえあまりに不用意な・・・・・・なんか、番外編だし遊んでしまえ的な、不穏な気配と言うか・・・・・・」 あらすじ 『東京レイヴンズ』のスペシャルパッケージが登場! 原作短編「ある冬の日の晩餐」とキャストによるフリートークを収録の特…

VRMMOをカネの力で無双する

「ナンセンス。僕の使ったお金は僕が稼いだもの。つまり僕の才能の延長線上にあるものだ。それを使うことで、ゲーム内での才能を購入することはずるいことじゃない」 あらすじ 課金は、能力だ。ツワブキコンツェルンの御曹司、石蕗一朗はすごいお金持ちであ…

さくら荘のペットな彼女(10.5)

滑らかで繊細なメロディ。鍵盤の上を指がしなやかに走っている。やさしくて、でも、どこか無邪気さが残っているような旋律。 波打った気持ちが落ち着いていく。意識が絡め取られていく。 曲に確かな意思を感じた。それは、伊織の意思だ。 一番に栞奈を惹き付…

カンピオーネ! Limited Book

「待て静花、俺だって人並み以上に常識はある方だぞ」 感想 原作カンピオーネ!14巻と漫画カンピオーネ!2の応募者全員サービス本です。 タイトルは「草薙家のアルバイト」15P程度のショートストーリーです。 草薙家の家族のことがちょっとだけ分かる話。 護…

カンピオーネ!(16)

「会えてうれしいぞ、草薙護堂!我が運命の男よ!」 あらすじ 魔王、囚われの身に!?平和なクラスで起きた珍事件「囚われのカンピオーネ」、エリカと護堂のある夜の出来事「ローマの休日・深夜版」等短編を一挙収録! さらに古代ガリアから帰還した護堂たちが…

ゼロから始める魔法の書

「そんな顔をするな。もしも君が人でないなら、我輩は世界が人でなしで溢れるようにと願う」 「魔女にそう願われたところでな・・・・・・」 まあ、悪い気はしない。だがそうとは口にしてやらない。 あらすじ 教会歴526年―。世界には魔女がいて『魔術』が存…

終物語(中)

知っているからには、語らねばならない。 長い話になるぜ、と僕は言う。 あらすじ 「神原駿河(かんばるするが)は、私の姉の娘だよ――眠らせておくには、惜しい才能さ」 “何でも知ってるおねーさん”臥煙伊豆湖。彼女が阿良々木暦に課す、終幕へ向かうための試…

甘城ブリリアントパーク(3)

冗談ではありません。このパークはちっともすばらしくありません。なんでみんな、こんな場所でわいわいしたり、必死になったりしてるんでしょうか。馬鹿じゃないんでしょうか。 だけど椎菜は歌い続けました。 あらすじ 高校生なのに遊園地の支配人代行・可児…

フルメタル・パニック! アナザー(7)

「俺はもう、お前の弟を撃った。だから、お前まで撃ちたくない」 あらすじ カルパチアの戦闘で旭を撃ち、その引き金の重さに苦悩する達哉。 アデリーナやクララ、ユースフたちD.O.M.S.の仲間も、今はそんな彼を見守ることしかできない。 そして最愛の弟を失…

韻が織り成す召喚魔法 ―バスタ・リリッカーズ―

「ノイズを取る、このマイクバトル」 あらすじ 校則の守護神と呼ばれるカタブツ生徒会長・音川真一の前に現れた、クソ迷惑な美少女悪魔・マミラダ。 彼女と無理矢理契約を結ばされてしまった真一は、とある能力を手に入れた。 それは―。 「サタニックマイク!…

OP-TICKET GAME(2)

「この戦いはパンツのようなものなのだ。タンスにしまわれたパンツはただの布きれであり、女子のスカートと羞恥によって隠蔽された時点で価値が生じる。つまり困難が大きいほど目指すものの価値が高まる。女はそれを知っててパンツの価値を高めている。パン…

王手桂香取り!

(あゆむの動かせる全ての駒は、まだ戦いたいと言ってるで。敵玉を攻める駒も、自玉を守ってる駒も、駒台にある駒も、みんな活躍したくてうずうずしとる。その機会が失われたわけやない。だからしっかり顔を上げて先を読むんや。本当の勝負はここからやで!) …

水木しげ子さんと結ばれました

「殺すべきよ。殺した方がいい人間は殺すべき。そうでしょ。殺しなさい、迷わず」 あらすじ 今日は転校初日で、もう学校に着いていなければいけないのに、僕は今、死体を埋める穴を掘っている。そんな僕の左手の「ある存在」―それを追って振り返ると、僕以上…

サクラダリセット(1)

生きているということは、いつでも死ぬということだ。 あらすじ 「リセット」たった一言。それだけで、世界は、三日分死ぬ―。能力者が集う街、咲良田。浅井ケイは、記憶を保持する能力をもった高校一年生。春埼美空は、「リセット」―世界を三日分巻き戻す能…

@HOME(2) 妹といちゃいちゃしたらダメですか?

「悪意というのはね、踏み躙って切り裂いて叩き潰すために存在するの。私はいつもそうしてきたわ」 「じゃあ、僕もそうしよう」 「よく言ったわ。さすが私の弟にして芽々子の兄ね」 あらすじ 倉須芽々子。高校一年生、十六歳。血の繋がらない七人きょうだい…

女子高生店長のコンビニは楽しくない

最初に手にしたのはコンドームだった。どんな可愛らしい反応を見せてくれるのかと思いきや、早梨はとんでもないことを口にした。 「温めますか?」 耳を疑った。 ヤンキーっぽいけどそれなりに美人な店員が、ぼくが持ってきたコンドームを手に、客であるぼく…