月姫リメイク感想【ネタバレ有】
月姫リメイク無事クリアしました。
月の裏側ルートが出るのがいつかはわかりませんが、僕は忘れっぽいので、続編が出るころにはすべて忘れてしまっている可能性大なので、いろいろと気になることやら感想やらを残しておこうと思います。
月姫リメイクはもちろん、オリジナル版のネタバレも気にせず備忘録的に適当に書いていくので、ネタバレ嫌な人はお気をつけて・・・。まあオリジナル版のこともほとんど忘れてるんですけど・・・。
まずは大きくストーリーから。
①アルクェイドルート
大筋は変わってなかったですね(たぶん。まあ佐々木少年先生の漫画版真月譚月姫とあんま話の流れ変わらなかったので、オリジナル版とほぼ同じだったはず)。
新キャラを適度に絡めつつ、骨子は変わっていない感じのルートでした。「もしも」のくだりは今見てもいいなあ。
やはり大きな変更はネロ・カオスの役割をヴローヴ・アルハンゲリが担ったことですかね。ファミ通のインタビューで武内が書いている「とても大きな変更点」「もとの『月姫』に思い入れがある人にとって残念に感じられてしまうかもしれない」点はここでしょうね。
アニプレックス特典本を見ると、ネロが変更されたのは̪死徒二十七祖の格上げのためっぽいですね。ただこのシーンが変わったことで、逆に直視の魔眼のすごさが原作ほどじゃなくならないかな?ってとこはありました。ネロの眷属をバッタバッタとなぎ倒すところが気持ちよかったからね(漫画版しか覚えてないけど・・・)。そんなこんなで残念ではあるけど、ネロには別の役割が与えられるでしょうから、そこを楽しみに待ちたいところ。
新ネロが月の裏でお披露目されるのか、FGO、月姫2、弓塚さつきルートなのかはわからないですけど・・・。変えて正解だな!って思える驚きを与えてほしいですね。
今作だけだと、ネロでてなくて残念だな・・・になっちゃうので。
②シエルルート(Normal)
シエル先輩めちゃくちゃ強くなってないすか。死徒二十七祖を2体討伐している設定って、オリジナルからあったっけ。討伐設定あったのナルバレックだけとかだった気が・・・。この辺の設定追加?もあってか埋葬機関はだいぶ化け物集団感上がりましたね。
シエルルートはぶっちゃけほとんど覚えてないけど、確かロアにシエルがぼこぼこにされてた気がするから、かなり変わってる気がする。
蜃気楼って章タイトルは覚えてました!(MADのせい)
結末は結構好き。志貴のこれからを感じさせるエンディングで、この後埋葬機関の人とか出てくるんでしょ感たまらんね。魔術協会や彷徨海はロードエルメロイやFGOなんかでだいぶ関りが出てきたけど、聖堂協会はFate世界だとあんまり目立たないから、もっと深堀りしてほしいところ。
③シエルルート(True)
終わり良ければ総て良し感のあるエンディング。読後感はNormalが好きだったが、二人が助かるならこれぐらい必要なんだ!感が詰め込まれててその過程が好き。光体化なんかはFGOみたいな大規模バトルを描いてきたからこそでてきたもんかなーって気がしましたね。
ロアの印象変わりすぎでは・・・。ロアのこともう嫌いになれないよ。
志貴もロアも同じ女に惹かれた同士オタク感あって正直この二人の関係大変良かったです。
で、ところどころに出てくる蜘蛛の死徒はホントにロアの眷属なんですか?そこんとこはっきりしてから消えてくださいよ。
次は、キャラクターについて。
ミニスカいいっすね。あてぃし(志貴)のこと好きすぎ。FGOに出てきたらレイドボスになりそうな力を見せつけてくれました。服を換装する新設定は趣味を感じたよね。
志貴と会う前から力を消耗している+ネロと思わしき能力の敵はもう出てこないと語っているのが気になるところ。もしかして本編外でネロ・カオスさんと戦ってました?
■シエル
こちらもアルクと同じで服装が増えてましたね。マーリオゥ曰く、シエルは『城』と『森』の祖を討伐しているそうですが、数が合わないんですよね。
シエルは作中で『城、即ち王国』のものである「大聖堂(クロムクレイ・ペタストラクチャ)」と、『剣』の死徒(たぶん剣僧ベ・ゼ)の力である「カルヴァリアの星(カルヴァリア・ガルガリン)」を使用しています。
『森』の死徒はおそらくアインナッシュで『森』=『実り』の原理。
となると、シエルは死徒を3体討伐していて、そのうち『剣』の死徒を討伐したことは協会にも知られていない・・・ってことかな。
ベ・ゼと知り合いっぽいヴローヴについても今回は深く語られておらず、シエルの師であったとも書かれているため、『剣』については何らか秘密がありそうですね。
また、マテリアルによると、27祖で空席があるのは『アッフェンバウム』『実り』『城、即ち王国』『剣』『溶ける』『四肢』の原理の死徒らしい。
『溶ける』と『四肢』は協会に封印された、とあるため恐らく討伐されてはいないんでしょうね。『四肢』は埋葬機関のメレム・ソロモンでしょうし。
なので、まとめるとこうか。
『アッフェンバウム』:ヴローヴが討伐?代替わり(原理は凍結だっけ・・・?忘れた・・・)。
『実り』:アインナッシュ(たぶん)。シエルが討伐?
『城、即ち王国』:?。シエルが討伐?
『剣』:剣僧ベ・ゼ。シエルが討伐?
『溶ける』:?。協会が封印。
『四肢』:メレム・ソロモン。協会が封印とあるが、おそらく埋葬機関入りしている。
協会が封印とあるキャラクターはナルバレックが討伐してんのかな。
まあ、改めて読み直さずに、スクショの画像だけで書いてるので間違ってたらすみません。
■遠野志貴
やっぱかっこいいね志貴。
■遠野秋葉
やっぱかわいいね秋葉。
やっぱかわいいねヒスコハ。
翡翠の男性に触れられないって設定全く覚えてなかった。
というか月の裏ルート琥珀のことしか覚えてないんだよな。
ヒロイン度高かったので、後半ヒロインだいぶありそう。予告的にもね。
■ノエル
彼女関連の話は今回の追加シナリオで最もよかった。シエルとの関係性も最高。事情を知るまでの彼女の行動はとにかく身勝手に思えるんだけど、過去を見ることで一気に印象が変わるのが良かった。
死徒化した際にロズィーアンの魔眼を使えるようになってたのは、摂取した注射に関連してなのかな。それとも博士自身が・・・?。後半楽しみね。
ロアに関する過去についてはかなり気になる描写が多かったですね。ロアだけでなく、複数の祖が絡んでそうだったし、あそこで何が行われていたんだろうか。
■ヴローヴ・アルハンゲリ
ネロの匂わせをしつつ登場。
路地裏で襲ってくる豹とか明らかにこいつの死徒じゃなさそうだし、どこにいるんだよネロ・・・。
炎の能力と思わせて、実は凍結能力だったんだ!は割とありがちでは・・・。と思ってしまった。悪いキャラじゃないし、強者感もあるんだけど、ネロの代役は荷が重い。
エレベーターからこいつが上がってきたとき、正直ちょっと残念だった。
マテリアルで天敵に『混沌』があるのが気になる。あと『薔薇』と『改造魔』も。
月の裏でも出番がありそう?
株を上げたイケメン。こいつ嫌いになれない悪役っぷりが徹底してて、クソー嫌いになれねー!ってなった。
■マーリオゥ・ジャッロ・ベスティーノ
不老不死に関する何かを抱えてそうですね。
語られてない設定は、月姫でこれから語られるのか、それとも別の機会か。
■安藤裕吾
月の裏でも出てくるんだろうか。
■カリウス・ベルルスコーニ
凄腕っぽいよね。月の裏でも出てくるんだろうか。
■みお
ファミ通のインタビューで武内が「ある場所で出会う女性キャラクターは、かなりおもしろいキャラクターになった」と語っているのは彼女かな。
名前も月姫マテリアルにて判明。
性格的にもビジュアル的にもかなり印象に残る上に、志貴のことを知っていそうなのも気になるところ、マテリアルを読むと天敵が「七夜黄理」なんですよね・・・。
こいつが祖はありそうだなー。なんとなくさつきルートに絡んできそう。
■乾有彦
こいつこんないいやつだったっけ・・・。歌月でセブンと絡んだことぐらいしか覚えてなかった・・・。兎に角好印象でいいやつ。
パスタ食べといていいですよ。
■斎木業人
四季だったりするのか?とも思ったが、マテリアルで30歳と書いてあるので全然別の模様。秋葉、翡翠、琥珀と一緒にいる中で出会うことはないので、何かトリックがあるのかなーと思ったりする。追加キャラとは言え、異質すぎるキャラ。
遠野家に住んでんの?それともたまに来てるの?よくわかんねーってなる。
アニプレックス特典本記載の「この時点で屋敷に二十七祖の一人が食客としていたら、君はどうする?新ヒロインの予感。あと遠野家ルート大改定の予感。」が気になりすぎる。
怪しすぎる。
■阿良句寧子
キャラ濃ゆすぎる・・・。竜騎士07作品に出てきそうな濃さのキャラ。
怪しすぎる。
■レン
ヴローヴ戦後にもしかして来るか・・・?って思ってたけど、こなかった。アニプレックス特典本を読むと時代じゃないという判断で削除された模様。
レン自体にも全く触れられてなかった(なかったよね?)から、彼女がいるのかもよくわからないですね。
気になる単語。
●埋葬機関
みんな大好き埋葬機関。
いかれたメンバーを紹介するぜ。
局長ナルバレック
枢機卿ノイ・セオナトール・グランファテマ
尼僧キアラ・キッショウイン
悪魔祓いミスター・ダウン
メレム・ソロモン(オリジナルと同じなら)
代行者アーガレオン
代行者シエル
特にノエルは言ってなかったけど、上から序列になってそうね。
ナルバレック除いてもキアラの上に2人いるの気になりすぎる。
●原理血戒(イデアブラッド)
おもろい設定を追加したなー。原理という設定は、時計塔のロード達に「決戦の日」が設定されているのに通ずる熱さを感じる。こういうの好きなんですよホント。
●吸血鬼の階梯
こちらも細かく設定してきたなーと。種別わけが必要ということでやってるんだろうけど、いまいち頭に入らない。あとローマ数字が読みづらくてぱっとどの階級か頭に入らないのが欠点。マテリアルでは祖が9階梯。後継者が8階梯で、8階梯の後継者の方が、ヴローヴより優れているとあるので、27祖の格はマジで上がってますね。
どこかのゲーム内画像で序列が分かったみたいですね。俺は気づいてなかったけど・・・。まあリメイク版の月姫読本が出るのをおとなしく待ちます。
関連書籍全部貼りたかったけど、キャラマテはamazonにないな・・・。
飛び立つ君の背を見上げる
自分の時間を他人に盗られるのは嫌だ。だけど、すべての時間を自分に費やし続けるのはどこか虚しい。
あらすじ
北宇治高校三年、中川夏紀。 私は今日、吹奏楽部を引退した――。 『響け! ユーフォニアム』シリーズの人気キャラ・中川夏紀の視点で、 傘木希美、鎧塚みぞれ、そして吉川優子をみた物語。 エモさ全開の青春エンターテインメント。
感想
中川夏紀を主人公とした彼女視点の物語。
時系列的には劇場アニメの続きで、夏紀達が卒業する時の話になっているので、アニメだけ見ている人も楽しめる内容になっていました。
話の雰囲気的には「リズと青い鳥」に近いものなっている気も。
夏紀が一見冷静に見えながらも、感情を揺らしながら卒業という人生の大きなイベントに向き合うお話でした。やはり優子との関係性が魅力的。やがて彼女たちの関係性は変わったり失われていくんだろうけど、それを少しでも続けようと理由を探すような繊細な描写がとてもよかったです。
このタイミングで発売ということは、近々発売が決まっているドラマCDと一緒にアニメにもなにか動きがあるのかなと期待しちゃいますね。
ちなみに紙版には初回限定で特別短編「記憶のイルミネーション」が付属しています。
こちらは作中での遊園地内の短編でした。
鉄楽レトラ
生き方が下手だった
でもそれを恥じているのは自分だけ
母さんは毎朝俺に目玉焼きを作るし
妹は俺への期待を忘れない
じいちゃんの掛け声で外へ出てみれば
友と作る悪くない日が待っている・・・
あらすじ
かつて夢をなくした少年と少女。
光と影は再び出会い
今までと違う“明日”を紡いでいく――
感想
かつて自分の自尊心を守るために友達を傷つけてしまった主人公、鉄宇。
そんな自分が嫌で、自己嫌悪を抱えたまま、高校に進学した彼は、誰ともかかわらずに生きていこうとしていたが・・・。
青春漫画ですねー。
こういった漫画にしては珍しいのが、主人公が誰かから悪意を向けられて挫折したのではなく、主人公自身が過ちを犯したことで、挫折してしまっていること。
だからこそ、簡単には立ち直れないんですね。
この漫画の登場人物は誰もが挫折を味わっていて、誰もが自己嫌悪を続けています。そんな彼らがよりどころを探しながら、そして寄りかかりながら少しずつ自信を取り戻していく様子が良いです。
人の人生を変えてしまうほどの人間て、どんな奴だ?
上記の一文が1巻の冒頭に添えられているんですが、それを知る物語ですね。
マイガールはドラマ化もしてましたねー。ドラマも結構好きで、原作改変にちょっと文句言いつつも見てた気がします。
佐原ミズ先生の描く漫画はいい人も嫌な人も出てくるんですが、どこか優しい雰囲気に包まれていて、嫌な人もなんだか憎めないんですよね。
疲れた心を癒したいときにお勧めです。
憎悪人間は怒らない
「誰にとっても同じーー人が悪魔という言葉を使うとき、そこには悪魔はいない。いるのはただ、その人の弱さと脆さと限界だけ。そんなことは受け入れられない、という気持ちがあるだけ。他人を悪魔呼ばわりして、攻撃して、そして撃退できたとして、しかしその大元になった弱さの方はぜんぜん消えてない。当然でしょ?悪魔はその人の中にいるのであって、外にはいないんだから」
あらすじ
なぜ“製造人間”ウトセラは“無能人間”ヒノオを保護し、ともに暮らしているのか――ウトセラの能力を狙う誰もが理由を探るが、ヒノオ自身にも答えはわからない。思い悩むヒノオは、統和機構に造反し逃亡した“憎悪人間”カーボンと出会う。二人は心を通わせるが、そこにカーボン暗殺を命じられた最強人間が現れ……〈ブギーポップ〉の裏側を描く異能力者たちの対話集、待望の第2弾。書き下ろし「憎悪人間は肯定しない」収録
感想
上遠野浩平氏の久しぶりの新作、「憎悪人間は怒らない」。本作は「製造人間は頭が固い」の続編で、人間シリーズ(でいいのか?)2作目。
ブギーポップが人から進化した能力者「MPLS」を描く作品とするならば、本シリーズはその逆、人工的に生み出された能力者「合成人間」を描いています。
合成人間を主人公にした話といえば、「ビートのディシプリン」が思い浮かびますが、本作はそれよりさらに統和機構の中枢よりの話が書かれてますね。
「酸素は鏡に映らない」で末真和子が次の中枢と書かれてもはや何年経つかわかりませんが、その伏線を積み重ねっていっている・・・のかな?
中枢関連でいえば、オキシジェンの側近カレイドスコープに匹敵する「ノー・ブルース」という新たな?(「戦車のような彼女たち」等に出てたらすみません)能力者が登場したのが個人的には熱かったです。今後、その能力の詳細が明らかになるのかな。
久しぶりに上遠野浩平氏の作品を読んで思ったんですが、人物描写でキャラクターのシルエットを浮かび上がらせるのがすごくうまいですよね。
・「黒い革のつなぎ」を着た人物が出てきたら、霧間凪。
・「詰め襟の学生服」はフォルテッシモ。
・やたらと悟ったことを連発する少女は、水乃星透子。
・「げぇ!フォルテッシモ!?」はパール。
今作は特にクロスオーバー的に懐かしのキャラクターがたくさん出ているので、特にそう感じました。描写でキャラのシルエットを感じるとワクワクできるので大変良いです。
そして本作の中心人物となる憎悪人間こと「カーボン」。彼のたどり着く結末はかなり予想外でした。本作は単品でも楽しめるような作りではありますが、「ブギーポップは笑わない」「ビートのディシプリン」シリーズは読んでおいた方がいいですね。
上記を読んできたファンにとってはかなり驚きの結末だと思います。そして、叫ぶのです。「何年越しの伏線回収だよ!!!」と。
AKB49~恋愛禁止条例~
"憶えてる"のはただの"思い出"
"刻まれる"のが"自信"だ!!
あらすじ
AKB48が漫画になった!! 男子高生・浦山実は、憧れの同級生・吉永寛子がAKB48のオーディションを受けると聞き、彼女を応援するため「浦川みのり」と名乗り、女装でオーディションに潜入。その甲斐あって、吉永は見事合格するが、なんと、「浦川みのり」も一緒に合格してしまう!! 男子が、ある日突然AKB48の研究生!? 「浦山実」と「浦川みのり」‥バレたら地獄の二重生活スタート!
感想
面白い漫画を読んだので超スーパー久しぶりにブログ更新。
更新5年ぶりでしたわ・・・。
なんかいろいろ更新ルールとか書き方とか決めてた気もするけど適当に書いていきますわ・・・。
この漫画を読み始めたのはVtuberの名取さなさんの感想がきっかけ。
こちら該当の動画です。
実際に読んでみると完全に解釈一致ですわあ・・・。
「女装主人公」で「王道アイドル」ものをがっつりやっていて、最高に気持ちがいい。
ちなみに私もAKB知識ほとんどないので、知らなくても楽しめます。
■ストーリー
少年誌らしいちょっと強引な展開はありつつも、細かいことを気にさせない圧倒的熱気の王道展開で大変良いです。
最初はヒロインを応援するために女装してAKBに参加する主人公ですが、周りのメンバーの熱意やファンの反応から"アイドル"としての自覚が芽生え始め、最初は好きな人だったヒロインが仲間からライバルへと変わっていったり、同期や後輩との関係も変わっていったりとキャラクターの関係性の変化/主人公の感情の変化が良く、熱い作品になっています。
■キャラ
男なのに努力で頭角を現していく主人公の浦川実。
最初は引っ込み思案だけど、主人公をライバル意識していくことで急激に成長していくヒロインの吉永寛子。
圧倒的な才能を持っているが孤独な女の子、岡部愛。
主人公にあこがれてAKBにやってくる、"ある秘密"を持った後輩、有栖莉空。
どのキャラクターも成長したり、立ち位置が変わっていったりで大変良いです。
特に有栖莉空がやばいよ。
■AKBという題材
AKBの実在アイドルが「すごいオーラだ!!」みたいな感じで登場するのもいい演出だと思います。
歴史漫画で宮本武蔵とか坂本竜馬みたいなビッグネームが登場する感じ。
さすがに前田敦子とかの有名メンバーの名前ぐらいは私も知っているので、登場シーンに名前入れるだけで、その人のすごさがある程度わかってわかりやすいです。
この辺はAKBという実在のグループが存在するからこその面白みになっているなと感じました。
また、前田敦子の卒業などの時事ネタが入っているのも演出として熱かったです。
■まとめ
ある巻のあとがきに書かれた作者さんのコメントが印象的でした。
このマンガは嘘くさいです。
AKBがいないとリアリティは無かったと思います。
主人公は青くさいキレイ事を照れもせず語り、「夢は叶う」と必死で努力します。
でもそれが、"AKB48"です。
正直AKBを題材にしたことで読んでない人多そうでもったいないなあと思いつつも、AKBを題材にしたからこそ面白い漫画になっているので、なんも文句言えねえ!
とりあえず、面白いので是非読みましょう。
結末も自信をもって最高ですので、ご安心ください。
おつかれさなー。
ブチ切れ勇者の世界征服(1)
「その頃から、毎回『どんだけこの世界、危機に陥るんだよ!』ってツッコミ入れてた。十七回目くらいでそれすらもしなくなって、依頼受ける時の俺はただ半笑いだ。行く先々で、俺の顔なじみも『またですか』って感じで半笑い。別れるときもリナイスですら半笑い。もう全員半笑いだ」
あらすじ
須藤優武は受験生なのに、勇者として別世界に召喚されてしまう。
勇者としての役目を果たし、元の世界に戻ったまでは良かったが、
味をしめた別世界の連中は些細なことで優武を召喚し、そのたびに受験勉強が中断する。
召喚も27回目を数えたところでついに優武はブチ切れてしまう。
魔王と手を組みこの世界を征服してしまえば、2度と召喚されることもなく受験勉強に集中できると!
手始めに傀儡として擁立する魔王を物色する優武だったが、出会ったのは魔王になって間もない幼女のモアだった。
世界を救うより自分の学業を優先させる勇者と高い理想を持ちながら全く実力の伴わない魔王が織りなす、脱力系ファンタジーバトル。
感想
ブチ切れ勇者の世界征服、第1巻の感想です。
受験生なのに、何度も何度も異世界に召喚されてしまう主人公、優武。
大した危機でもないのにしょっちゅう召喚する異世界の人間についにブチ切れた彼は、世界征服してしまえば、2度と召喚されない!という考えの元、魔王と手を組み世界征服を目指し始めます。
既に二十数回世界を救っている主人公はとんでもなく強いため、数ページで魔王軍を制圧。
傀儡の幼女魔王を祭り上げ、人間たちに宣戦布告を行って・・・という流れ。
序盤の超強い主人公が破竹の勢いでグイグイ進んでいく様子はかなり爽快感があり、しかも笑えます。
また、何度も危機に瀕している世界のため、魔王を余裕で瞬殺できるレベルの実力者が500人以上いるって設定もすごいです。
かつての主人公の仲間が敵に回ったり、味方になったりと人間関係的にも結構楽しめます。
この巻はギャグ7割シリアス3割ぐらいの配分でした。ギャグがかなりいいかんじですが、キャラクターも魅力的ですのでシリアスに傾いても面白くなりそうです。
読んだ後聞いた曲(なんとなく作品に合うと思った曲を紹介)
ノーゲーム・ノーライフ
さあゲームをはじめよう!
ノーゲーム・ノーライフのアニメ版観ました。
原作は読んだことがなく、アニメで初視聴だったのですが、面白いですね。
ルールの裏をつくような作品でありながら、きっちりアクション的にも魅せてくるのがたまらんです。
主人公たちのキャラクターもすごく個性的でいい感じですね。
とりあえず、続きが気になるのでアマゾンのKindleで原作を全巻購入しました。
セールなのか普段からこうなのかわかりませんが、現在全巻50%以上OFF状態になっており、非常にお得な感じ。
僕は電子書籍は普段、ブックウォーカー派なので気づきませんでしたが、Kindleって安いんですね。
いつまでこの値段で買えるのかちょっとわからないですが、お得っぽいので紹介しておきます。
そうそう、作者の榎宮祐さんはイラストも書いてるんですが、元々漫画家の方で、「エアリセ」や「グリードパケット∞」を書かれていた人です。グリードパケットは読んだことないですが、エアリセは結構好きな作品でした。
イラストレーターとしても有名で、伝説の勇者の伝説の作者、鏡貴也先生の作品、「いつか天魔の黒ウサギ」のイラストを担当されています。なんつーか多芸な人ですよね。ほんと。