Entries from 2014-01-01 to 1 year

ブチ切れ勇者の世界征服(1)

「その頃から、毎回『どんだけこの世界、危機に陥るんだよ!』ってツッコミ入れてた。十七回目くらいでそれすらもしなくなって、依頼受ける時の俺はただ半笑いだ。行く先々で、俺の顔なじみも『またですか』って感じで半笑い。別れるときもリナイスですら半…

ノーゲーム・ノーライフ

さあゲームをはじめよう! ノーゲーム・ノーライフのアニメ版観ました。原作は読んだことがなく、アニメで初視聴だったのですが、面白いですね。 ルールの裏をつくような作品でありながら、きっちりアクション的にも魅せてくるのがたまらんです。主人公たち…

甘城ブリリアントパーク(4)

「あなたみたいな人だから、平気でわたしを見捨てるかと思ったわ」 「なにを人聞きの悪い。俺はとても使える男だし、いざとなったら女はばっちり守る。超かっこいい奴なのだぞ?そんな当たり前のことも知らなかったのか?」 あらすじ 東京西部の遊園地「甘城…

マージナル・オペレーション[F]

「なぜそんな顔を?」 父は優しく言った。 「毎日ではないけれど、たまに人を殺しています」 僕がそう答えると、父は表情を変えずに言った。 「それは僕の命令だ」 僕は父の顔をもう一度見た。父は、こういうときだけは間髪いれず、そして表情も変えなかった…

ストレンジムーン(3) 夢達が眠る宝石箱

「・・・・・・私、もしかして馬鹿にされてる?銃とか少しでも通じそうな相手に見えたかしら・・・・・・ああ、最近ちょっと大人しくしていたから、若い子達は私のこと、知らないのかもね。ほんの少しだけ・・・・・・思い知らせてあげたほうがいい?」 あら…

東池袋ストレイキャッツ

どこかでだれかが笑った気がした。口笛も聞こえてきた。怒鳴り声も、猫の足音も、腐った水音さえも。コンクリートの継ぎ目から、錆びた排水口から、道行く人々のイヤフォンや靴底から。そんなどうしようもなく猥雑でいとおしい現実の夜の中で、僕はミウのギ…

さよなら流星ガール

「どうして生き物は死ぬと思います?」 よく見ると、茉莉の大きな瞳は赤く滲んでいた。だけど茉莉の言葉は、いつもと同じく馬鹿みたいに丁寧で、どこか偉そうな口調だった。僕は鼻水をすすり上げ、 「神様は寂しがり屋だから」 と答えた。笑みを浮かべた茉莉…

2014年5月のオススメ

リアルが忙しくすーっかり遅くなっちゃいましたが、2014年5月のオススメラノベ&漫画。 今月はこちら。■漫画 漫画は迷いましたが、こちらの3作。 「図書館の主」はご存じの方には今更でしょうが、今月初めて読んだので入れました。 主に「“文学少女"シリーズ…

東京DTED(1)

ファーストキスは18歳 下北沢の路地裏 相手は好きな人じゃなかった だけど とても嬉しかった あらすじ 「高校生になったらきっとあなたのモノにしてね」幼馴染の少女・白石楓は、そう約束して転校した。 彼女を忘れられなかった鉄雄は、念願が叶い高校で楓と…

いぬやしき(1)

「これから・・・・・・一人でも多くの人の命を・・・・・・・・・救っていくんだ・・・・・・・・・・・・」 「それが・・・・・・僕が人である証だ・・・・・・・・・」 あらすじ その男には誰にも言えない秘密がある!58歳サラリーマン2児の父。希望もなけ…

天空侵犯(1)

自分が生きのびるために他人を利用するなんて・・・全然フツーじゃん!! あらすじ 「私は学校にいたはずなのに‥」 女子高生・ゆりが、いつの間にかいた場所は、超高層ビルの屋上! 目の前では、仮面をかぶった男が、斧で人を殺していた。どうやらこれは、夢…

踊る星降るレネシクル(5)

「ばーか」 「べつに、あんたのためなんかじゃ、ないんだからね?」 あらすじ 「俺の大っ好きなミカホシを守れえッ! バカ弟子ぃぃぃっっっ!!」絶叫を残してレンヤは石となった。ミカホシ市、そして日本をも巻き込む戦争の行方は、 今やレンヤの愛弟子・すま…

Occultic;Nine(オカルティックナイン)がTwitterで連載開始

Occultic;Nine(オカルティックナイン)がTwitterで連載開始しているようです。公式Twitter(@OcculticNine_)【拡散熱望】ツイッター連載小説『オカルティック・ナイン』は本日22時より連載開始!是非リアルタイムで読んでみて下さいね〜。毎週月曜・木曜…

魔乙女たちのエデン(1)

「人間であることから手を放してしまえばいい」 あらすじ 『生徒会探偵キリカ』杉井 光がおくる、衝撃のコミカライズ! 舞台は中世ヨーロッパ。“獣”たちによって蹂躙された絶望の世界で、戦う宿命にあった魔女たち。魔女の卵である魔乙女たちが暮らす修道院に…

エロマンガ先生(2) 妹と世界で一番面白い小説

「超強敵に、普通にやって、普通に勝つのが、世界で一番かっこいいのよ」 あらすじ 『兄妹の夢』を叶えるため『妹小説(仮)』の出版を目指す俺とエロマンガ先生―和泉紗霧。担当編集を説得するべく、和泉兄妹は協力して企画書を作り始めるが―そこに次々と大騒…

2014年4月のオススメ

2014年4月のオススメラノベ&漫画。 今月はこちら。 ■漫画 漫画は豊作。「ボールルームへようこそ」の新刊が出ましたし、「アルスラーン戦記」の刊行も始まっています。 そんな中でのオススメは、「湯神くんには友達がいない」と、「スピリットサークル」。 …

ガーゴイル(1)

狼だと・・・・・・?オレたちは狼じゃねえ!新選組だ!! あらすじ 京の町を警護する新選組のメンバーの中で長州藩の侍が怪奇な死を遂げる。新選組「鬼の副長」土方歳三がその謎を追うが、その先には異能な集団の影が…今日の闇夜を土方の剣が斬る!冲方丁原…

こもりクインテット!(1)

ロックってのはねドラムスの事なんだよ あらすじ Tiv×杉井光の「神メモ」コンビが贈る新感覚バンド女子高生日常系コミック第1巻 入学した高校の民音部が潰れていて途方に暮れるチカ。そんな彼女の所に、典子という同じく新入生がやってきて言う、「あたした…

ソードアート・オンライン ―ホロウ・フラグメント―

「ソードアート・オンライン ―ホロウ・フラグメント―」を購入しましたので、ちょびっと感想をば。まだプレイ時間2時間程度ですが。 一応前作は未クリアですが、プレイ済みです。 まず、グラフィック。 グラフィックは携帯機なのでそれなりかな。 ただ前作と…

対魔導学園35試験小隊(7) 逆襲の紅蓮

> ヴラドは重く、力強く。レッドグレアをこう評した。> あらすじ 残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。タケルを欠いた小隊の面々は、純潔の徒殲滅作戦の最前…

東京レイヴンズ(11)

おかえりなさい、と。 そして、逃さないよ、と。 あらすじ 新年、東京。春虎を追い続ける夏目は、久しぶりにこの街に帰ってきた。呪術界を揺るがしたあの夜から一年半。かつての仲間たちの現状が気になりながらも、会えば迷惑をかけると己を律する夏目に、秋…

おもちゃの教祖さま

「宗教とは―エロゲーである!!!」 あらすじ ロリババアが教祖さま!相生コハナ(37)、見た目小学生、職業――教祖。教祖コハナがアナタの悩み、解決します!? 感想 見た目十歳の女の子な主人口、でも実は37歳処女の教祖様なのでした! ってキャッチーなスト…

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

忘れても絶対に思いだせ。しっかりやれよ。未来の僕。 あらすじ 図書館にバニーガールは棲息していない。その常識を覆し、梓川咲太は野生のバニーガールに出会った。しかも彼女はただのバニーではない。咲太の高校の上級生にして、活動休止中の人気タレント…

進撃の巨人 悔いなき選択(1)

「お前ら巨人は甘くないと言っていたな?だったらナメた戦い方してんじゃねぇ」 あらすじ 王都の地下街で、立体機動装置を操る窃盗団が目撃された!しかも、リーダーの男は、調査兵団クラスの実力を持つと見え・・・。調査兵団分隊長・エルヴィンは、「リヴァ…

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン(3)

「金言を授けよう、不眠の輝将。――すべての英雄は過労で死ぬ」 あらすじ より多くの実戦経験を積むため、北域へと遠征することになる帝国騎士イクタたち。 目指すは、カトヴァーナ帝国九百年の歴史において、一度も外敵の侵入を許したことのない大アラファト…

進撃の巨人 Before the fall(2)

「オレハ人間ダ!!」 あらすじ 副題の「Before the fall」とは、『進撃の巨人』本編第1巻で語られる「ウォール・マリア陥落の前」を意味する。物語は、エレン達が活躍する『進撃の巨人』本編の時代から約70年前から始まる。壁の中に進入を許してしまった巨…

アルスラーン戦記(1)

「パルスに栄光あれ・・・!」 あらすじ 大陸公路の強国「パルス」の若き王子・アルスラーン。永遠と思われた国の栄華が終わりを告げた時、すべての運命が変わる!! 荒川 弘×田中芳樹の最強タッグで描く、世界最高の歴史ファンタジー、最新作!国が燃えている‥…

進撃の巨人(13)

「別にお前は普通だよ ただバカ正直な普通のヤツだ」 あらすじ 巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始…

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン(2)

「僕にしたって、彼らにはずいぶんと殺させてきた。かぼちゃに包丁を入れるような手際で人を刺せるようになったのなら、それは教育の成果が正しく出たとしか言えない。・・・・・・でも、大丈夫かな。あの子たちにはまだ、人とかぼちゃの区別が付いているか…

虐殺器官

鳥のように自由に、なんていう人もいるが、それこそ鳥は、ほんとうに遺伝子に命令されてひとつしか選べない行動をとっているだけだ。 自由とは、選ぶことができるということだ。できることの可能性を捨てて、それを「わたし」の名のもとに選択するということ…