ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン(3)



「金言を授けよう、不眠の輝将。――すべての英雄は過労で死ぬ」

あらすじ

より多くの実戦経験を積むため、北域へと遠征することになる帝国騎士イクタたち。
目指すは、カトヴァーナ帝国九百年の歴史において、一度も外敵の侵入を許したことのない大アラファトラ山脈に
守られた軍事拠点、北域鎮台。野盗の相手と山岳民族「シナーク族」の監視以外は総じて暇な部署だと噂される、
帝国最北の基地だった。
しかし、どこか訓練気分の彼らを待ち受けていたものは、想像以上に過酷で壮絶な――そう、本物の戦場だった……。
話題の本格派ファンタジー戦記、待望の第2巻が登場! 巨大帝国の運命を握るイクタ准尉、その瞳に映るものは!?


感想
アルデラミン第3巻の感想です。
今回は撤退戦。皇国の守護者ばりの泥沼撤退戦になるかとおもいきや、イクタの火攻めにより割とスマートな形に収まった印象です。
狙撃、爆砲など、新技術が新たな戦術・戦略を生む様子は読んでいてとても気持ちいいですね。
技術とともに戦略が生まれ変わるって発想が面白いです。
長い撤退戦になるかとおもいきや1冊で収めたのも好印象。ライバルと思われる「不眠の輝将」ジャン・アルキネクスも登場し、今後の再登場が楽しみになってきました。


読んだ後聞いた曲(なんとなく作品に合うと思った曲を紹介)