Entries from 2011-01-01 to 1 year

やさしいセカイのつくりかた(2)

女の子は大人になるにつれ 王子さまなんて生き物は架空の存在だと思い知る 自分を助けてくれるのはいつだって自分だけなのだ それでもあたしは何度だってガラスの靴を履き潰す だってほら たまには本物の王子さまにだって会えるから あらすじ こんな生活も悪…

ギフテッド

「お兄さんの心の部屋はね、誰も引き止めない代わりに、いつも空いているんだ」 あらすじ ギフテッド―それは神から与えられた頭脳を持ちながら、苦しみから逃れられない悲劇の存在を指す。世界最高峰の企業、天子峰。その幹部となるために、俺たちはある試験…

天審(1)

「さあ……あなたも……早く変異なさい……!!」 あらすじ 突如現れた天使の羽を持つ金髪の美少女エル。主人公・遠藤光流の背中に生え始めた不思議な肉腫。運命に導かれ二人は出会い、新たな人類の進化の扉を開く! 衝撃のバイオミステリー開幕!!天使の羽を持つ金…

アトリウムの恋人2

「東京をマス目に分割するなんて馬鹿げてるよな」 前田は街に視線を戻した。 「現実も同じかもしれないよ。みんなはこんなマス目に管理されて生活を送っているの。ひとりにひとつマス目が与えられてね。そして、マス目を介して近づいたり離れたり、手を握っ…

アトリウムの恋人

「喫茶店の飲み物は味だけじゃないから。例えば、こんな場所で味わい深いエスプレッソなんて出されても意味がないじゃない。この汚水のような飲み物を出すからこそ、ここの客は何時間でも粘って好きなことができるんでしょ」 あらすじ とある理由により閉鎖…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない

「……女の子と、付き合ったらさ、その……」 「うん」 「……いつからおっぱい触っていいの?」 あらすじ 「私と付き合ってください」新たな局面を迎えた恋愛模様。そして―「きょうちゃん。―おこるよ?」「貴様等、そこに並んで正座しろ!」「恋人ができたそうです…

アヒルと鴨のコインロッカー

「生きるのを楽しむコツは二つだけ」河崎が軽快に言った。「クラクションを鳴らさないことと、細かいことを気にしないこと」 あらすじ 【第25回吉川英治文学新人賞受賞】「一緒に本屋を襲わないか」大学入学のため引越してきた途端、悪魔めいた長身の美青年…

ガンパレード・マーチ episode TWO

「ささやかな怠慢であったとしても、不運が重なると悲劇が起きます。そうなる前に、君は自らの怠慢に気づくことができた。幸運ですよ。そう、君が思っている以上に幸運なことなんですよ。だからその幸運を逃してはいけません」 あらすじ 第62戦車学校に入学…

ガンパレード・マーチ episode ONE

「その目はやめろ。その目をわたしは嫌いだ。おのれのことしか考えず、しかも他者に恨みがましくすべてを転嫁する目だ」 「君に僕の何がわかるっていうんだ!」 厚志はかっとなって叫んでいた。 「そなたのことなど知らぬ。そなたもわたしのことなど知らぬ。…

ガンパレード・マーチ 5121小隊 熊本城決戦

「そなたはおのれのことばかり思い出していたのだろう。おのれがいかに傷つき、いかに悩んだか、そんなことばかり考えているのだろう。それは楽しいことかもしれぬが、健康に悪いぞ」 あらすじ 人類の命運を賭けた幻獣との決戦―熊本城決戦の火蓋は切って落と…

ガンパレード・マーチ 5121小隊 決戦前夜

「そなたは面白い人間だな。感情と想像力が豊かだ。しかし死ぬのに覚悟もへちまもあるか。たとえいかなる状況にあろうと、死という現象が訪れるまで、生を信じ、生を厭わず、生を望んで生き続ける。それが生物というものだ」 あらすじ 突如現れた幻獣との戦…

ガンパレード・マーチ 5121小隊の日常

「忘れるな。たとえそなたが何者であろうと、そなたの友はそなたと一緒に戦い、そなたを守る。そなたの友は最高なんだぞ。ああ……つまりわたしのことだが」 あらすじ 黒い月とともに現れた幻獣との戦いが続く1999年、日本国会は徴兵年齢以前の少年を徴集する…

神様のカルテ(2)

「貴君の年齢で夢なんぞ見つからなくて当たり前だ。『やりたいことを見つけてそこに打ち込んでいくのが人生だ』などということ自体が、ただの幻想なのだから。世の中はそんなに都合よくできてはいない」 身も蓋もないことを言う。 「だいたい、そんなに目の…

神様のカルテ

笑う者あらば笑うがいい。不器用な我々は、こうやってわずかずつでも前進していくのである。 あらすじ 栗原一止は信州の小さな病院で働く、悲しむことが苦手な内科医である。ここでは常に医師が不足している。 専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事な…

彩乃ちゃんのお告げ

「悪いことするのってさ、楽しいよね」 「うん。楽しい」 「いいんだよ、これくらいの悪いことは。たまにはね。人間なんてずっと真っ直ぐに生きられないから」 あらすじ ほんの小さなきっかけで、幸せになれるんだ友人から頼まれて、小学生にして「教主さま…

九つの、物語

たまたま読んだ物語の中にわたしがいた。ああ小説とは、と思った。どこかの誰かが書いただけの話。まったくの作り物。それがなぜか、絶妙のタイミングで、わたしたちの心に飛び込んでくる。 あらすじ 大切な人を、自分の心を取り戻す再生の物語 大学生のゆき…

ココロコネクト ミチランダム

「もうさぁ……どこぞの悲劇の主人公みたいな真似やってられないんだよっ!現実感がなさ過ぎるんだよ!こんなのフィクションでしょ……でもこれが現実ってさぁ!」 あらすじ そして――永瀬伊織は壊れていった。 「太一とは、付き合えません」太一は正式に伊織に告…

ココロコネクト カコランダム

『好き』に形がないから。 『好き』が数値化できないから。 なにがどうなって『好き』になっているかわからないから。 そんな自分に、誰かを『好きだ』という権利があるのだろうか。 あらすじ 太一は、過去をやり直したいと思う? 冬休みを直前に控えた終業…

ココロコネクト キズランダム

もちろん、ただ傷つく人を見たくないという気持ちが、自分の中にあるのは事実だ。 でも、自分は、―人を傷つけないために生きているのではない。 あらすじ 止まらない、止まれない、止められない――なんでもありの文研部に起こった異常な現象、“人格入れ替わり…

電波女と青春男 SF(すこしふしぎ)版

「イトコにとって宇宙はなに?」 普段より若干ながら電波の薄らいだ声色だった。真もそれを感じ取り、目を窓にやる。 寄り道してきた為か外は既に夕方に差しかかり、夕日が窓ガラスを焼いていた。日の光を背負って飛ぶ小鳥は逆光で黒く、電線に止まる鳥のす…

電波女と青春男(8)

人はそれぞれが星みたいなものだ。相手との間には距離があって、近い星、遠い星様々だけど、その近い星も、時が経つにつれて距離が開いていくときが往々にしてある。開きすぎてしまえば、俺たちはロケットでその星に行くことが、本当に困難になる。実質、不…

なにかもちがってますか(1)

だってぼくは 人を殺してしまった あらすじ 『なるたる』『ぼくらの』『のりりん』など、常に話題作を発表し続ける鬼頭莫宏が世直しに挑んだ(?)意欲作!謎めいた転校生・一社高蔵は、同じクラスの日比野光が持つ超能力に気づいた。そしてその力を、世の中…

ココロコネクト ヒトランダム

自分は今、【桐山】になって涙を流しているのだけれども、その理由さえわかりはしないのだ。こんな身体と中身の入れ替わりという繋がり方をしていたって、心と心が、繋がっている訳ではない。 あらすじ 男女五人がふるしゃっふる! 青春の五角形コメディ登場!…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

「お前さ、友達いんの?」 俺がそう言うと、雪ノ下はふいっと視線を逸らした。 「……そうね、まずどこからどこまでが友達のなのか定義してもらっていいかしら」 「あ、もういいわ。そのセリフは友達いない奴のセリフだわ」 あらすじ 青春は残酷だ!? ひねくれ…

カンピオーネ(9) 女神再び

「神と神殺し―不倶戴天の仇敵同士が共闘するなど、自然であるものか!しかし、そのように思う心根、武士として合点がいかぬでもない、卿の参戦、余は歓迎するぞ」 あらすじ アテナ、再臨!!護堂の前に再び現れたまつろわぬアテナ。再戦を望むアテナに対し、そ…

花物語

「―なあ、沼地。お前、『やらずに後悔するよりやって後悔するほうがいい』という言葉について、どう思う?」 「負け犬の遠吠えだ」 沼地は断言した。 「やらずに後悔するほうがいいに決まっている」 「そうだな。私もそう思う。やって後悔するほうがいいなん…

BTOOOM!(4)

オレの心はヤツに負けたんだ… あらすじ 絶海の孤島にて行われる爆殺ゲーム 『BTOOOM!』を強いられた坂本竜太は、襲いかかるプレイヤーを倒しつつ、共闘する平清と途中で合流した謎の女子高生との3人で、島からの脱出方法を探りつつ彷徨する。そんな中、巨大…

シュタインズ・ゲート(1)

「それがシュタインズ・ゲートの選択か」 あらすじ 発売直後、ネットの口コミで話題となり大ヒットとなった5pb.×ニトロプラスのタッグが贈る想定科学ADV『STEINS;GATE』。そのメインルートのコミカライズが満を持しての登場!! 漫画を担当するのは「ヒのカグ…

死なない生徒殺人事件―識別組子とさまよえる不死

「この学校に、永遠の命を持った生徒がいるそうなんですよ〜」 あらすじ 「永遠の命を持った生徒がいるらしいんですよ」生物教師・伊藤が着任した女子校「私立藤凰学院」にはそんな噂があった。話半分に聞いていた伊藤だったが、後日学校にて、ある女生徒か…

魔法少女まどか☆マギカ(1)

「あのね僕と契約して 魔法少女になってほしいんだ」 あらすじ 大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。ある日、彼女に不思…