ガンパレード・マーチ 5121小隊 決戦前夜




「そなたは面白い人間だな。感情と想像力が豊かだ。しかし死ぬのに覚悟もへちまもあるか。たとえいかなる状況にあろうと、死という現象が訪れるまで、生を信じ、生を厭わず、生を望んで生き続ける。それが生物というものだ」

あらすじ

突如現れた幻獣との戦いで、絶滅の危機に瀕する人類。日本政府は時間稼ぎのために、十代半ばの少年達を徴兵した。5121小隊はそんな学兵で編成された、人型戦車~士魂号を主力とする部隊。捨て駒同然と考えられていた彼らだったが、意外にも善戦。戦況が膠着する中、人類はある作戦の実行を決意する。最大の激戦「熊本城攻防戦」を前にした5121小隊を描く短編4作に、熊本城の戦闘に巻き込まれた小隊整備班員の戦い『緒戦―5121小隊整備班』、さらに『原日記』など笑えるショートショートを詰め込んだ、『ガンパレード・マーチ』ノベライズ第3弾、ついに登場。

感想
整備班中心の話なのにこの決戦っぷり。決戦前夜ってか決戦級の熱さです。
ゲームの小説である以上、仲間が死ぬわけないんですが、いつ死んでもおかしくないような緊迫感があってドキドキします。