電波女と青春男 SF(すこしふしぎ)版




「イトコにとって宇宙はなに?」
普段より若干ながら電波の薄らいだ声色だった。真もそれを感じ取り、目を窓にやる。
寄り道してきた為か外は既に夕方に差しかかり、夕日が窓ガラスを焼いていた。日の光を背負って飛ぶ小鳥は逆光で黒く、電線に止まる鳥のすべてがカラスに見えた。
「俺か?んー、宇宙か……御輿みたいなもんだな」
「御輿?」
「一人じゃキツイけど、みんなで担ぐには価値のあるロマンだ」

あらすじ

「地球は狙われている」らしい。布団ぐーるぐる電波女・藤和エリオは俺にそう言った。心機一転、都会で夢の高校ライフを過ごそうとしていた俺の青春って、一体どーなんの…叔母である藤和家に居候することになった俺が、高校二年から転校した都会の学校で、天然系健康少女やモデル系美人さんと出会い、そして我が家には布団ぐーるぐるな電波女がいて―。

感想
あれ?星宮ループしてね?そんな感じで謎のSF版。
そもそも電波女と青春男は1巻が一番面白かったと思っているから、焼き直しも普通に満足の出来。
ためしよみするならこっちのSF版のほうが面白いかも。まあよくも悪くも本当に劇場版っぽい話でした。
これアニメでやったら原作レイプとか言われそう。