やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。




「お前さ、友達いんの?」
俺がそう言うと、雪ノ下はふいっと視線を逸らした。
「……そうね、まずどこからどこまでが友達のなのか定義してもらっていいかしら」
「あ、もういいわ。そのセリフは友達いない奴のセリフだわ」

あらすじ

青春は残酷だ!? ひねくれ男の妄言ラブコメ

孤独に負けず。友達もなく、彼女もなく。
青春を謳歌するクラスメイトを見れば「あいつらは嘘つきだ。欺瞞だ。爆発しろ」とつぶやき、
将来の夢はと聞かれれば「働かないこと」とのたまう――
そんなひねくれ高校生・八幡が生活指導の先生に連れてこられたのは、学校一の美少女・雪乃が所属する「奉仕部」。
さえない僕がひょんなことから美少女と出会い……どう考えてもラブコメ展開!?  と思いきや、雪乃と八幡の残念な性格がどうしてもそれを許さない!
繰り広げられる間違いだらけの青春模様――俺の青春、どうしてこうなった!?

感想
この主人公が友達いないのに妙に自信アリ気な感じ。
これこそが本物のぼっちだぜ!オレにはわかる!『僕は友達が少ない』的なコミュニティ形成系のギャグラノベですが、こっちの方が自分好みです。主人公がオレだし。
キャラクターも毒舌ヒロイン、ビッチ(偽)ヒロイン、男の娘ヒロイン、中二病、とよりどりみどり。この個性的なメンツがツボでした。ヒロインに向かって直接「……このビッチめ」とかいう主人公が斬新すぎてフイタ。
あと葉山。彼みたいな人物はよく調子の良い軽い、嫌な奴みたいな書き方になりがちですが、それを好人物に書ききってるのが良かったです。
総じておすすめで続きが楽しみな作品です。