踊る星降るレネシクル(5)



「ばーか」
「べつに、あんたのためなんかじゃ、ないんだからね?」

あらすじ

「俺の大っ好きなミカホシを守れえッ! バカ弟子ぃぃぃっっっ!!」

絶叫を残してレンヤは石となった。ミカホシ市、そして日本をも巻き込む戦争の行方は、
今やレンヤの愛弟子・すまるの手に託された。
覚醒する最強の力、しかし支払った代償はあまりに大きすぎて――。

一方、レンヤの幼馴染み・瑞貴はこの覚醒の裏にある陰謀を感じ取り、学園を離れることに。

そしてレンヤのケンカ友達・なななは、何故か留置所の中にいた……。
「もんちっち♪って踊ってる場合!?」

レンヤと絆を結んだ三人の少女が今こそ彼のために動き出す!!
少女を最強へと導く“王道"ノベル再始動!


感想
待ちに待った踊る星降るレネシクルの第5巻の感想です。前巻から3年とのこと。
めっっっっっっっちゃいいところで終わっていたので、ほんと待ってましたよ!
僕は新刊買った後、既刊全部読みなおして、万全の体制で読みました。めっちゃくっちゃ面白い!
これが、これこそがバトルラノベの最前線ですよ!(←3年前の感想も同じこと行っていた模様)


4巻で石にされてしまった主人公。
彼を助け出すため、3人のヒロインが命を賭して戦う。それが、この第5巻。ヒロインたちの戦いは胸が熱くなるようなものばかりですが、それ以外のサブキャラの輝きもすさまじい。
3巻で敵として登場したロリコンや、1巻の頃の雪辱を果たすために戦っている舞波カタナ、または最初の頃から主人公と妙な接点が多い荒木正児などなど、魅力的な登場人物が登場します。
彼らが、主人公の不在を語る様子はなかなかクルものがありました。


また、今巻には”達人”と呼ばれる鳴神うみみも初登場。
彼女は作中最強に近い存在、沙良瑞貴をして勝てないかもと語る実力者。今回はほぼ顔みせでしたが、次回からは活躍もあるかな。
今巻は物語をひっくり返す大事な巻となっていました。ネタバレになっちゃうので語りませんが、4巻で一度ひっくり返っている物語を、今度はぶち壊した感じ。今後どうなっていくのか大注目です。はやくアニメ化しろおおおおおお!


読んだ後聞いた曲(なんとなく作品に合うと思った曲を紹介)