富士見ファンタジア文庫

甘城ブリリアントパーク(4)

「あなたみたいな人だから、平気でわたしを見捨てるかと思ったわ」 「なにを人聞きの悪い。俺はとても使える男だし、いざとなったら女はばっちり守る。超かっこいい奴なのだぞ?そんな当たり前のことも知らなかったのか?」 あらすじ 東京西部の遊園地「甘城…

対魔導学園35試験小隊(7) 逆襲の紅蓮

> ヴラドは重く、力強く。レッドグレアをこう評した。> あらすじ 残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。タケルを欠いた小隊の面々は、純潔の徒殲滅作戦の最前…

東京レイヴンズ(11)

おかえりなさい、と。 そして、逃さないよ、と。 あらすじ 新年、東京。春虎を追い続ける夏目は、久しぶりにこの街に帰ってきた。呪術界を揺るがしたあの夜から一年半。かつての仲間たちの現状が気になりながらも、会えば迷惑をかけると己を律する夏目に、秋…

東京レイヴンズ ドラマCDパック

「定番ネタとはいえあまりに不用意な・・・・・・なんか、番外編だし遊んでしまえ的な、不穏な気配と言うか・・・・・・」 あらすじ 『東京レイヴンズ』のスペシャルパッケージが登場! 原作短編「ある冬の日の晩餐」とキャストによるフリートークを収録の特…

甘城ブリリアントパーク(3)

冗談ではありません。このパークはちっともすばらしくありません。なんでみんな、こんな場所でわいわいしたり、必死になったりしてるんでしょうか。馬鹿じゃないんでしょうか。 だけど椎菜は歌い続けました。 あらすじ 高校生なのに遊園地の支配人代行・可児…

フルメタル・パニック! アナザー(7)

「俺はもう、お前の弟を撃った。だから、お前まで撃ちたくない」 あらすじ カルパチアの戦闘で旭を撃ち、その引き金の重さに苦悩する達哉。 アデリーナやクララ、ユースフたちD.O.M.S.の仲間も、今はそんな彼を見守ることしかできない。 そして最愛の弟を失…

エンジェル・ハウリング(10)

(善悪、かぁ。もの凄く今さらって気もするし、こんなことを考えるだけで恥ずかしいのかもしれない。とにかく、人には言えないよね、なかなか……) 善とはなにか。 悪とはなにか。 あまりにも単純過ぎ、そしてまた幼稚過ぎる。そうして人はこれを嗤う。嘲笑し、…

エンジェル・ハウリング(9)

自分の剣はなんのためにあるのか。今はそれが分かる。 殺すためではない。身を守るためでもない。いくつもの呼びかけに応えるため。言葉を伝えるために。 伝えたい言葉があるから、自分の手には剣がある。 あらすじ ずっと探し続けた双子の姉は、帝都の人々…

エンジェル・ハウリング(8)

「無理というのは簡単だが、言ってる奴はまず間違いなく正しい。無理だと言ってる奴にできるわけがないからな」 あらすじ フリウ編いよいよクライマックスへ!! 父・ベスポルトの影を追いかけ、ついに帝都にたどりついたフリウ。ここに父がいるはずだ--期待…

エンジェル・ハウリング(7)

どうしてこうも全員が全員、武器が不要なものだと自然に信じているのか。 大仰に剣を預けてきた自分がよほど愚かだということなのか。 よくは分からなかったが、その通りなのかもしれない。 あらすじ 帝都の風が止む時ミズーは獣になる! 自分の運命を探して…

エンジェル・ハウリング(6)

「平和な時代に生きることができて、わたしはそれが幸せなことだと思います」 あらすじ 生きろ、フリウ! 第4部も連載!! Wヒロイン・ザッピングファンタジー第3幕が文庫化!"水"の中でみた影、「選べ」蘇る老人の声--帝都からの刺客を前に、フリウが選んだ…

エンジェル・ハウリング(5)

自分でなにを言ったのか分からなかった。 ミズーは己に聞き返す心地で、耳をすました。鼓膜に残った自分の声。 あらすじ 泣き虫な絶対殺人武器ミズー激震! 精霊アマワ破壊のため、謎の剣士ジュディアとともに、ベスポルトを求めて旅する主人公ミズー。一方…

エンジェル・ハウリング(4)

「もういい。いつまでも同じところを巡回するだけの運命なんてのはもうまっぴらだ。いいか、適切な処置なんてものはくそくらえだ。ぼくは彼女を逃がすぞ」 あらすじ 国境越えを目指すフリウの運命は!? 破壊精霊を出現させ村人を殺戮してしまったフリウ。牢…

エンジェル・ハウリング(3)

「それでぼくは、思うことがあるんだ。果たして、この世は本当に人間なんているんだろうかってね」 あらすじ 予想を遙かに超えた衝撃がキミを襲う! 絶対殺人武器--イムァシアの刀鍛冶たちにより、最強の暗殺者として育てられた女剣士ミズー。その過酷な運命…

エンジェル・ハウリング(2)

彼女は右目を閉じた。 なにも見えなくなる。自分が左目で見ることのできる世界は、この上なく強力に封印されている。そのことは知っていた。 その封印を解いてはならない。そのことは知っていた。 彼女は唇を開いた。震えて上下が小刻みに触れる程度に、軽く…

エンジェル・ハウリング(1)

「向上心?嫉妬?愛ゆえに?どれも同じようなものかもしれないし、小さな違いが大きな意味を持っていたとしても、それも不思議じゃあない。世界には神秘がありふれていて、なんだかとても微妙なのさ。そいつを知っているかい?」 あらすじ 白く美しい指先に…