エンジェル・ハウリング(10)




(善悪、かぁ。もの凄く今さらって気もするし、こんなことを考えるだけで恥ずかしいのかもしれない。とにかく、人には言えないよね、なかなか……)
善とはなにか。
悪とはなにか。
あまりにも単純過ぎ、そしてまた幼稚過ぎる。そうして人はこれを嗤う。嘲笑し、そのままにしておく。

あらすじ

秋田禎信が描く濃密なるハイファンタジー堂堂の完結!
父の死で破壊精霊を暴走させ、帝都を崩壊させてしまったフリウ。父と精霊アマワとの契約を引き継ぐことになった彼女は、再び硝化の森へと入ることになる。彼女の信じる思いはどんな結末を呼ぶのか?

感想
マリオとフリウの最終的な関係がすごく好き。
この物語はミズーとフリウだけでなく、マリオの話でもありますね。
フリウの答えは彼女の旅の集大成なだけあってとても良いですね。