秋田禎信BOX(第二巻 エンジェル・ハウリング)




「人間なんて生きてる時は見向きもされないのに、死体になった途端、世界をひっくり返すような大騒ぎを起こせる。不思議なものね」

あらすじ

●第二巻:エンジェル・ハウリング
1. 長編『from the aspect of MIZU サーヴィル・キングス(眠る王権)』(書き下ろし)
2. 長編『from the aspect of FURIU ガールズ・ハンティング(託す幕間)』(書き下ろし)
3. 外伝短編『スィリーズ・アワーズ(どうでもいい時間)』 (初出:月刊ドラゴンマガジ2000年10月号増刊ファンタジア バトルロイヤル)

感想
秋田禎信BOXに収録されたエンジェルハウリングの続編です。
続編っていうよりおまけ?って感じですが。すごい長いブランクがあったはずなのに当たり前のように続きが描かれています。
秋田禎信さんの頭の中ではキャラクターは生き続けているんでしょうね。ちょっと嬉しいです。
・長編『from the aspect of MIZU サーヴィル・キングス(眠る王権)』
ミズー編です。
ジュディアとのいちゃいちゃといっても間違えではないはず。マグスの胡散臭さがたまらん。
戦闘が相変わらず硬派で良いですね。

・長編『from the aspect of FURIU ガールズ・ハンティング(託す幕間)』
フリウ編といえば老人。なんで当たり前のように老人が出てきます。
やっぱりフリウとマリオの関係が好き。あ、影の薄いサリオンも好きですよ。
彼女ら二人が立派な精霊使いになる様子を追いたいなー。

・外伝短編『スィリーズ・アワーズ(どうでもいい時間)』
カオス。本当にどうでもいい時間で笑ってしまった。
最後にこれを持って来るあたり狙ってますよね。
なんだかんだで満足してしまいました。