OP-TICKET GAME(2)

「この戦いはパンツのようなものなのだ。タンスにしまわれたパンツはただの布きれであり、女子のスカートと羞恥によって隠蔽された時点で価値が生じる。つまり困難が大きいほど目指すものの価値が高まる。女はそれを知っててパンツの価値を高めている。パンツも人生も作業ではなく困難に立ち向かう戦いだ。困難があるほど勝者のご褒美も輝く」

あらすじ

おっぱいチケットの“呪い”に囚われ、二次元の世界に引きこもった相葉憲伸。そんな相葉の前に千種が現れ、新たなゲームの開催を告げる。だが彼を待ち受けていたのは、クラスメイトとのデートを楽しむ男子たちの姿だった!「おっぱいチケットよりも今は恋愛だよ」「目を覚ませ、あれはただの遊びだった」そのうえ何故かクラスメイトの仲村愛美には罵倒されるなど、相葉に対する女子の態度まで変わってしまっていて…!?千種のもたらした新たなゲームの内容とは?“おっぱい”を巡る男たち熱い戦いが再び!夢と希望のゲーム小説、第2弾!!


感想
おっぱいチケットゲームに勝利した相葉だったが、彼はそれを使用して良いのか葛藤するあまり家に引きこもり、エロゲーの女の子にサンオイルを塗る日々を過ごしていた。(もうこの時点で笑える)
そんな相葉の前に千種が現れ彼を新たなゲームに誘う。
「おっぱいチケットゲーム」「エクストリームスカートめくり」「パンチラ軍人将棋
1巻も頭おかしい(褒め言葉)だったが、今回も「シースルー脱出ゲーム」「水着DEバトル」などの頭おかしい(褒め言葉)ゲームが盛りだくさん。
アホな名言(迷言?)満載で、かなり楽しめます。シモネタを量子論や哲学につなげる流れには毎回笑ってしまいます。
そんな迷言の数々をちょっとだけ紹介しましょう。

「俺は疑っている。おっぱいは本当にあるのかと。俺達は騙されていたんじゃないか?ないものをあるように思い込まされていたんだ。おっぱいがなければ、目の前の女子だって虚像の可能性がある。そんな疑問が膨らみ胸が破裂しそうなんだ。だから俺は数字の方を見つめてしまった。俺は弱い人間だった」

「俺は境界線すらもわからないんです。たとえば千種さんのどこからどこまでがおっぱいだかも。はっきり区切りがつけれないってことは、この腕だっておっぱいの可能性がある」

どうです?哲学的でしょう。・・・ですよね?

読んだ後聞いた曲(なんとなく作品に合うと思った曲を紹介)