サクラダリセット(1)


生きているということは、いつでも死ぬということだ。

あらすじ

「リセット」たった一言。それだけで、世界は、三日分死ぬ―。能力者が集う街、咲良田。浅井ケイは、記憶を保持する能力をもった高校一年生。春埼美空は、「リセット」―世界を三日分巻き戻す能力をもっており、ケイの指示で発動する。高校の「奉仕クラブ」に所属する彼らは、ある日「死んだ猫を生き返らせてほしい」という依頼を受けるのだが…。リセット後の世界で「現実」に立ち向かう、少年と少女の物語。

感想
乙一絶賛の帯付き。淡々とした文章の中にライトノベルらしからぬ表現や比喩がふんだんに盛り込まれており、読んでいてなんだかにやにやしてしまいます。
よくある超能力者ものなのですが、単純なバトルものではなく、なんというか、不思議な雰囲気です。
超能力ひとつひとつが不思議な文章とかみ合っていて、読んでいてなんだか幸せになれますね