MF文庫

変態王子と笑わない猫。(2)

「美化できる思い出があるのなら、好きなだけ美化する。そうして我々は死者の縁を抱いて、生者のために生きていくのだ。なにびとたりとも、そこに異論は言わせまい」 あらすじ 夏が終わる。十六歳のたった一度きりの夏が。いったいぼくは何をして過ごした と…

変態王子と笑わない猫。

「先輩がしゃべっている、そのごった煮になった言葉が、本当の気持ちなのではないですか。人間の気持ちは割りきれないこともあるんです。本音も建前も一緒にして、自分の言葉に導かれるがままに行動してみたらいいですよ」 あらすじ 横寺陽人は頭の中身が煩…

黒のストライカ(2)

きっと―この人間の女はバカなのだろう。それも、底抜けのバカだ。頭が悪すぎてちゃんと物を考えることができないのだ。だって、そうじゃなきゃおかしい。 しはるは心底から喜んでいる。そうとしか思えない。なんであなたが喜んでるの?あなたには関係ない。…

黒のストライカ(1)

今、口を開いたら、きっとあふれてしまう。 あらすじ かつて、あまねく夜を統べ、闇に名を馳せた一族――夜魔。その最後の生き残りである高夜椋郎は、日本古来の種族・大目天の監視の下、ごく普通の高校生として日々を送っていた。たまに幼馴染みのしはるを怒…

ゼロの使い魔(19)

「迷惑ですって?バカねえ。友人一人救えないようじゃ、世界なんか救えないわよ」 あらすじ ラブモードで平穏な生活から一転、才人に試煉の時が!? ド・オルニエールの屋敷では、ルイズとシエスタとタバサが才人をめぐって微妙な攻防を繰り広げる日常が続いて…

僕は友達が少ない(4)

「そうか……友達同士でもキスするのか……」 あらすじ 夏休み明けに衝撃的な出来事があったものの、羽瀬川小鷹は相変わらず友達のいない学校生活を送っていた。 一方隣人部では、夜空に触発されて他の部員たちまでイメチェンに挑戦したり、手つかずだった小鳩の…

不堕落なルイシュ

「兄さんは無価値です」 あらすじ 「兄さんは無価値です。まるで犯人のわかっている推理小説。まるで砂漠の中の船。まるで諸葛孔明の退場した後の三国志。まるで穴のあいたコン○ーム。それから――」 優等生で名門の出である神倉ミタマは、心優しい同級生・贄…

僕は友達が少ない(3)

「……リア充はみんな死ねばいいのに」 あらすじ 友達作りを目的とした残念な部『隣人部』が誕生して一ヶ月。努力の甲斐もなく、羽瀬川小鷹たち隣人部の面々は誰一人友達ができることなく夏休みを迎えてしまった。様々なイベントを経験し、友情が深まる―リア充…