ケモノガリ(2)




かくして。僕は疾走を開始した。

あらすじ

僕の名前は赤神楼樹。つい数ヶ月前まで平凡な日本の男子高校生だった僕は、
馬鹿げた殺人ゲームに巻き込まれた。友人は死に、先生も死に、それでも僕は生き残った。
そして、僕は僕が生きた日常に別れを告げ旅へ出た。世界中で殺人ゲームを愉(たの)しむケモノたちを一人残らず抹殺するために――。
僕は赤神楼樹。僕は、ケモノガリだ。リストに刻まれた名前がまた一つ減る。
「問題は、次か」リストの名前を見て呟く。コリキア・リンドマン……北欧の小国バレルガニアの終身永世大統領。
つまり僕は――今から、一国を相手に戦いを挑まねばならないのだ。

感想
ケモノガリ待望の2巻です。
待望って言うよりは、え!?2巻出すの!?1巻で終わりと思ってた!って感じですが。
感想はとりあえず、中二好きは読んどけ、と。今回は前巻よりハードボイルドな感じですが、作中の主人公の強さは異常。
全くためらいなくここまで主人公を強く書いちゃう東出さんブッ飛んでます。

僕は大虐殺を開始した。

とか読めるラノベはなかなかないよ。赤神君、見事なセガールっぷりです。
東出主人公は特殊能力もってる奴多いけど、これは全くそんなんないのにこの強さだからね。すごいっす。
ちょっと思ったのは、最初のファーレンヴァイダー戦とか後半のミルスキ戦は熱いんだけど、他はあんまり緊迫感がない・・・かも。
そのへんの温度差がもっとなくなるといいなあ。
もちろん3巻にも期待してます。

最後に。正直、あやなよりグレタが可愛い。