零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係

最初は敵だった。
途中、色々あって。
友達のようであって。
恋人のようであって。
一瞬だけ、家族のようでさえあって。
そして最後は―敵だった。

あらすじ

零崎一賊」――それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。
汀目俊希として中学校に通う零崎人識の下に、彼の友人を名乗る人物が現れた。
“殺し名”序列一位、匂宮雑伎団の次期エース、匂宮出夢である。その口から発せられた『お願い』とは……!?

感想
まさかの4冊同時発売にびびりつつ、とりあえず刊行順に読んでいこうと決めた零崎人識の人間関係1冊目。これは一般小説なのかライトノベルなのか正直わからないので、とりあえずレーベル的な判断で一般ってことにしときます。
そんでもってこの1冊。まさしく戯言本編をもっと面白くする1冊と言った感じ。自分は戯言シリーズが大好きで、もはや信者みたいなものなのでこの評価もかなり補正が入ってる気がします。単体でみると普通の伝奇小説みたいな感じですが、戯言知ってると超面白い。
人間関係ってだけあって、キャラクターたちの関係が面白いです。意外な登場人物が大量出現です。あんな人やこんな人、まさかのあの人まで!!
戯言シリーズもう一回読み直したくなるパワーがあります。ほんと本編で語られた微妙な伏線を回収するのがうまいなあ・・・。
玖渚直がどんな人物か見れたのが嬉しかったです。
最後の惨劇は、ああそうやって繋がってくるのか・・・とちょっと感心したり、切なくなったり。やっぱこれは本編読みなおすしかないね。