熊の場所




愛情というのはどうしてこんなにも乱暴になれるのだろう?どうして物事をうまくいかせようとすることを、こんな風にむりやり阻んだりするのだろう?

あらすじ

あなたの「熊の場所」はどこですか?
舞城王太郎の魅力を余すところなく表現した傑作集!
僕がまー君の猫殺しに気がついたのは僕とまー君が2人とも11の時、つまり同じ保育所に通っていた僕たちが一緒に西暁小学校に上がり、同じ教室で勉強し始めて5年目の頃だった。<本文より>
文芸界を駆け抜ける舞城王太郎の第1短編集が満を持してのノベルス化。猫殺しの少年「まー君」をめぐる表題作『熊の場所』を含め、『バット男』『ピコーン!』の全3編を収録。何が飛び出すか誰にもわからない舞城王太郎ワールドが炸裂する!!

感想
ははーん、これが舞城王太郎か。なるほどね、はいはいなかなか面白いじゃない。ぼくがこの本を読み始めたのはぼくが舞城王太郎があんまり好きじゃなくて、ぼくが舞城王太郎が好きじゃなかったのは文章がやたらと回りくどくて意味わかんない事ばっかりかいてるなと『阿修羅ガール』や『好き好き大好き超愛してる』を読んで感じたからだったんだけど、それを主張したお陰である人にこの本を薦めてもらってそれで読み始めたのだ。
つーかこの本自体も全部の話が面白いとは正直感じなかったけど、『バット男』はマジで傑作だと思ったよ。ほんと。
でも『ピコーン!』はナンダコレ!意味分かんねーって感じだったよ。ほんと。
熊の場所』はなんかもー悪くない感じだったね。ほんと。
まあ、でも舞城のこと結構すきになっちゃってちょっとくやしいよ。ほんと。