クリムゾンの迷宮




序盤では正しい分岐を選んだし、そのあとも、それほど誤った選択はしなかったはずだ。現実はゲームよりも厳しく、それでも、うまくいくとは限らないらしい。

あらすじ

藤木はこの世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を覆う、深紅色の奇岩の連なり。ここはどこだ?傍ら携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された」

感想
唐突に始まるゼロサムゲーム。集められた九人、一つ一つの選択が、彼らの命運を分けていく。たまらんね、こういうの。
ただチーム間の衝突や、登場人物の心情描写よりサバイバル生活の方に焦点が当てられてたのが少し残念。贅沢を言えば、妹尾との共闘とか敵対とか。いろいろ見たいところがあった。それだけ魅力的なキャラクターと舞台ってことです。
こういうゲームものって最後にゲームマスターに復讐しようとして終わるのが多いから、その続きが読んでみたいと思うことが多いね。