月見月理解の探偵殺人(3)




「君は君が望むように戦うんだろう?なら、僕のことも止めてみせろ。僕が望む結末を覆して、君は誰でも陥れればいい」

あらすじ

「今回の事件は解決の予定なんてねーのさ」

「おい、れーくん。オイル塗ってくれよオイル。どさくさに紛れて変なとこ触ってもいーからさ」
夏休み、理解に誘われて初は、交喙と共に、月見月家の管理する孤島にやってきた。 そこには月見月家の眷族たちが集まっていた。
不老不死と自称する金髪碧眼の少年『情報屋』月見月久遠。盲目の少女『暗殺者』月見月真理。そして《死霊招きの呪歌》という、精神感染する殺人衝動ウィルスを持つと恐れられる『魔物』月見月悪夢。
海辺で休暇を楽しむ初たちだったが、外界から断絶された孤島の別荘で、理解は初に告げる――
「事件を起こすのは君だ。今回は、そう――君に犯人になってもらう」
月見月家の別荘で繰り広げられる事件の真相とは!? シリーズ第3弾!

感想
前巻の話をほぼ忘れていたので戸惑いました。
キャラクター説明が目次とか文章中にあると、助かるんですが。超能力者がドンドン出てくるのはもうそーゆー作風だからと割り切るとして、巻を重ねる毎に全体の緊迫感が無くなっているのが残念。
段々と落ち着いて来てしまっている感じです。決してつまらないわけではないですが、初期の尖りっぷりをもう一度みたいですね。
とゆーかぶっちゃけ理解が敵に回ったほうが燃えます。