フルメタル・パニック!(11) ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)




それ以上のやり取りは必要なかった。ねぎらいも慰めも、謝罪の言葉も。ただ『命令を理解し実行します』という意味だけの、これまで何千回と繰り返した言葉だけを口にすればいいのだ。

あらすじ

ついに明かされたウェスパードの謎。歪んでしまった時間を元に戻そうとするレナードとかなめ。
その行いに単純な善悪論を超えたものを感じ、歯切れの悪い宗介。戸惑いながらもかなめを取り戻す、最後の戦いが始まる!

感想
ついについについに!終わりが始まってしまった。
はじめてフルメタを読んだのは中学生だったか。
いつしかソースケと並び、そして追い越してしまった。そのせいか、今では大人たちの気持ちも読み取れる気がする。
フルメタ』の大人たちは責任を果たす。ソースケやテッサ、彼ら若者の決断をマデューカス、サックスが苦笑いしながら支える様子はとてもかっこいい。
何が言いたいのかというと読み進めるだけで泣けるってことだ。絶望的な状況の中でソースケは?テッサは?マオは?クルーゾーは?どんな戦いをみせるのか。
モー楽しみで仕方ない。
誰が死んでも誰が生き残ってもおかしくないし、ハッピーエンドだろうがバットエンドだろうが、煮え切らない結末だろうが、完結したら俺は祝福するよ。

余談だけど、挿絵のかなめの行動でドキドキしてたのは俺だけじゃないはず。