戦国妖狐(4)


「幸か不幸か決められるのはキミだけだ 笑うのも泣くのも嫌うのも愛するのも好きにするといい」
「自らの存在や居場所を本当に許すことができれば 掛けられたどんな封印でも解くことができるものなんだ」
「何が見える?何が見たい? 不幸じゃないキミの眼は」

あらすじ

灼岩を失った一行の前に現れた山の神。
彼女が語る、妖狐くずのは…そして妖精眼とは…!?

感想
面白すぎる。
灼岩を失ったショックで変貌した真介。19回、20回の彼の鬼気迫る表情は素晴らしい。読んでて熱くなりました。ライバル的存在もできてもう一人の主人公っぽくなりましたね。それでも、彼のいい部分ってのは失われてなくて嬉しいです。
そしてその後の修行編。ありがちな感じの引き延ばし修行ではなく、迅火の内面を吐露させるためのものだったみたいですね。彼と山の神との問答シーンは感動しました。
そしてついに彼らの前に立ちふさがる龍。次巻が楽しみです。